【黙祷いつから?】原爆の日・終戦記念日は何時に黙祷する?8月6日15日

毎年、日本では原爆の日(8月6日)や終戦記念日(8月15日)に黙祷を行います。テレビで黙祷している姿を見たことがある人もいれば、実際に式典に参加し黙祷した経験がある人もいるかもしれません。

そもそも黙祷はいつから続いている文化なのか、日本で行われている黙祷の日時について、説明していきます。

 

黙祷はいつから続いている文化なの?

黙祷は、もともと中国の唐の詩にて使われていたものです。

今では当たり前のように行われている黙祷ですが、日本で浸透したのは関東大震災がきっかけだといわれています。1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒に発生した地震になり、甚大な被害をもたらしました。

死者・行方不明者は105,000人と多くの被害者を出した災害でもあります。関東大震災の1年後の9月1日に慰霊祭が行われ、1分間の黙祷をする催しが行われたといいます。

日本で事故や災害の発生時刻にあわせて黙祷を行ったのははじめての試みでもあり、文化として全国に広まっていきました。

 

日本で黙祷をしている日や時間

日本で黙祷をしている日時について説明します。

原爆の日

広島に原爆が投下された8月6日8時15分に黙祷が行われています。

広島では“平和の鐘カリヨン”を鳴らし、原爆死没者への追悼と、世界の平和を祈り黙祷を捧げているのです。長崎県では原爆投下の8月9日11時2分に黙祷が行われています。

 

終戦記念日

8月15日の終戦記念日の正午に、毎年黙祷が行われています。記念式典や甲子園でも黙祷が行われていますが、どうして正午に行うのか疑問に思っている人もいるかもしれません。

これは1945年8月15日正午に、昭和天皇が玉音放送にて日本の降伏を伝えた時刻です。玉音放送にとって、日本が敗戦したことを知り、終戦になったと国民が知った瞬間でもあるのです。

戦後、すぐに黙祷が行われたのではなく、1952年4月28日に平和条約が発行された7年後の1952年より行われています。

 

地震(阪神淡路・東日本)

1月17日の阪神淡路大震災が発生した5時46分に黙祷が行われています。また、3月11日午後2時46分には東日本大震災の黙祷も行われており、亡くなられた方々に哀悼の意を表すこと、震災を風化させないような取り組みをしています。

 

まとめ

日本で黙祷が行われるようになった関東大震災をきっかけに、阪神淡路大震災や東日本大震災、終戦記念日、原爆の日に合わせ黙祷が行われています。平和であることの大切さを忘れないためにも、継承していくべき大切な文化です。

 

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