黙祷の時間はどれくらいが適切?1分間という決まりはない?

黙祷を捧げる時間は、一般的には1分間だと言われています。日本では震災や終戦記念日など大きな式典で黙祷が行われていますが、いずれも1分間の黙祷で共通しています。

そもそも黙祷には決められた時間があるのか、どうして1分間と統一しているのか不思議に思っている人もいるかもしれません。黙祷の時間について解説していきます。

 

黙祷の一般的な時間は1分間

日本の黙祷の一般的な時間は1分間ですが、海外では2分間の黙祷を行う国もあります。そのため、1分間にこだわる必要はないのでは?と思う人もいるかもしれません。

まずは、日本の黙祷で1分間が多い理由について説明します。

 

統一したほうがわかりやすい

黙祷は幅広い年代の人が参加し行うものです。そのため、式典によって黙祷の時間を変えてしまうと、なかには戸惑ってしまう人もいるので統一しているという考え方もあるようです。

そもそも終戦の日である8月15日の正午、玉音放送の放送時間に合わせ黙祷を行っています。1分間にせず、30秒だと時間内の途中で祈りをやめてしまうことになります。

そのため、1分間が過ぎるまで黙祷を行うようになったといいます。

 

30秒では個人差もある

黙祷とは、それぞれの心のなかの声に耳を傾け、祈りを捧げることでもあります。亡くなった人に語り掛け、なんてことない日常の話をして、安らかにお眠りくださいと祈ります。黙祷の時間が30秒だと、気持ちを伝えられないまま黙祷が終わってしまうかもしれません。

気持ちに余裕をもって思いを伝えるためにも、1分程度の時間は必要です。黙祷で伝えたいことには個人差もあるからこその配慮でもあります。

 

1分間という決まりはない

黙祷が1分間というと、なかには長いと感じる人もいるかもしれません。例えば被災した経験のない人にとっては、そこまで伝えたいと思うことがない人もいます。

黙祷は必ずしも1分間行う決まりがあるわけではありません。大切なことは、祈りをささげられるかどうか、思いを伝えられるかどうかです。時間を意識するよりも、あなたの気持ちを優先し黙祷を捧げるようにしましょう。

 

まとめ

黙祷の時間は、日本では1分間行うものが一般的です。ただ、1分間祈り続けなくてはいけないものではありません。

なかには30秒程度で終わる人もいますし、1分間を超えてしまう人もいるかもしれません。二度と同じ悲しみを繰り返さないように願い、黙祷を捧げるようにしていきましょう。

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